ことば
いつも、たりないもの。
いつも、こうかいするもの。
いつも、すくってくれるもの。
いつも、いちばんそばにあって、いちばんむずかしいもの。
いつも、きずつけられるもの。
ときにはやさしくつつみこむはるのひざし、
ときにはみをきざむようなふゆのかぜ、
ことばは、いつだって。
側面を持つ。
人に言った何気ない言葉に後悔は必ず生まれて、
人に貰った言葉に、何気ない疑問が生まれる事もある。
そんなもんなのかなぁ。
人を本当に励ます言葉は、簡単に口に出来ないけど、人を本当に傷つける言葉は、簡単に口から零れ落ちて。
そんなもん、なのかなぁ。
だからこそ、世の中は、この言葉について考えるんだろうか。
いつまでも答えの出ない、言葉というものの本質を追い求めて。
でもそれが人であるならば、しょーがない。
あたしの大好きな世界がそういうものであるなら、あたしはそれを享受して生きて行こうか。