えがおでいること。


むずかしいこと。
いくら今日だけは、今日だけはと思っても、嫌なことは降ってくる。
自分が子供であったり、みんなも子供であったり、
全てが理不尽で、無意味に思えたりしたりしてしまって、
結局今日は自分の人生で珍しいくらいに暗い日さ。
叫びだしたいと思ったって夜中だ、時間も考えるし、
泣き出したいと思ったって明日は平日だ、学校に酷い顔では行けないし。
ふう、とため息を付いた。
電灯の明かりのない浴槽は、この家の中では唯一のリラクゼーションスポットだ。
あぁ、もう、なんだかなぁ。
がしがし、と頭をかきむしって、その行動が定石な事に気づいて苦笑する。
そこまでも定石だ、と気づいてしまったら、もう何も出来なくなってしまうから、それには見なかったようなふりをして。
こうして積み重ねた今日はやがて過去になって、待ち焦がれた明日を重ねて今日になる。
そしてその過去はどんどん記憶の彼方に流れ去って、そのうち色を無くして行くのだ。
その果てしなさに宇宙を見るような思いを抱くと、軽く眩暈がした。


いつか、こんな日も、色を失って行くんだろうか?











たまに書きたくなるよね、こういう話ね。笑